婦人科


婦人科一般検診
最近の生活習慣の変化により、女性特有の病気が増えてきています。
日常生活に影響があったり、妊娠・出産の可能性に関わることもありますので
気になることがありましたら、早めに受診されることをお勧めします。


ブライダルチェック(自費)
近い将来ご結婚の予定がある方・妊娠を予定されている方は、
健康診断をお受けになってはいかがでしょうか。
現在症状がなくても、妊娠や赤ちゃんに影響する病気が潜んでいることもありますので、
事前に検査・治療しておくことが大切です。

検査内容としては、血圧測定・血液検査(貧血・肝機能・腎機能・栄養状態・
中性脂肪など)・感染症検査(B型肝炎・C型肝炎・梅毒・エイズ・クラミジア)・尿検査・
子宮ガン検診・超音波検査(子宮筋腫や卵巣のう腫など)などがあります。
職場で定期的に健診を受けている方は、これらの中から必要な項目のみ選択して
検査することができます。



月経不順

正常な月経周期とは、月経の始まる日から
次の月経が始まる前の日までを数えて25〜35にちの周期を言います。
周期が25日以内のときを「頻発月経」、
反対にいつも36日以上経たないと月経がこないことを「希発月経」といいます。
これらが全て治療の対象となるわけではありませんが、
妊娠しにくかったり、子宮や卵巣の病気が潜んでいることがあります。
この場合正常な周期になるように、治療や生活の改善などが必要となります。
治療は年齢や妊娠をご希望されるかどうかなどにより、その人にあった治療法を相談していきます。


不妊症
当院では専門施設での診療経験を活かし、不妊症相談・スクリーニング検査・
初期治療(タイミング指導・排卵誘発・ホルモン療法・漢方療法など)・
人工授精(AIH)などの治療を行っています。
体外受精や顕微授精といった治療が必要となる方は、高度医療機関へ紹介させて頂きます。
また、遠方の施設で治療中の方の、注射や採血のみの来院もお受けしています。
その際には紹介状など必要になります。事前にお問合せ下さい。


性感染症
性感染症は、現在STD(Sexually Transmitted Disease)とよばれていて、
SEXによって感染する病気のことをいいます。
自覚症状の殆どないものもあり、不妊症になったり、妊娠した時に流産・早産の原因になったり、
赤ちゃんに感染してしまうこともあるので早めの治療が必要です。 →性感染症WEB検診

 〈クラミジア〉
   近年最も感染者の多い病気で、
   10代後半〜30代前半の女性に多く、年々増加しています。
   自覚症状としては、おりものが増えたり、SEX時や排尿時に痛みを感じたりしますが
   80%程度の方には自覚症状はありません。
   感染を放置していると子宮頚管炎・子宮付属器炎などの炎症がおこり、
   骨盤内に感染が進むと(骨盤腹膜炎)、
   付属器に炎症性の癒着を生じることもあります。
   また、クラミジアは目・口・喉の粘膜にも感染するため、
   風邪でもないのに喉の不快感が続く方は検査をした方が良いかもしれません。
   クラミジアに有効な抗生物質のお薬を使って治療します。

 〈ヘルペス〉
   ヘルペスウィルスに感染しておこる病気です。
   外陰部の周辺に粒状の水膨れ・びらん・潰瘍ができて、痛み・発熱があります。
   妊娠中に感染すると出産時に赤ちゃんに感染することもあり、注意が必要です。
   抗ウィルス薬の内服や塗薬で治療します。

 〈トリコモナス〉
   トリコモナスという原虫に感染しておこる病気です。
   感染すると悪臭のあるおりものが多量に出て、
   膣や外陰部に炎症をおこして痒みを感じます。
   膣錠と内服薬で治療します。

 〈梅毒〉
   以前は大変広まっていた病気ですが、近年感染は少なくなっています。
   感染後、数週間で性器に赤くて硬い発疹ができて潰瘍になります。
   痛み等はあまりないまま2〜3週間で発疹はなくなりますが、
   3カ月ほどで全身に発疹が現れます。
   症状は緩和と再発を繰り返しますが、
   そのまま放置すると心臓・血管・内臓に病気が広がってしまいます。
   感染したまま出産すると、赤ちゃんへの感染の危険があります。
   潜伏期は約3週間といわれています。
   早期に発見すれば完治させることができます。

 〈淋菌感染症〉
   自覚症状がないことが多いですが、
   おりものが黄色く膿のようになることがあります。
   咽頭炎や結膜炎をおこすこともあります。
   感染後そのまま放置すると激し下腹部痛・発熱がおこります。
   卵管や骨盤内に炎症が広まると不妊の原因になることがあり、
   また出産時には赤ちゃんが結膜炎になることもあります。


子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣のう腫
生活習慣・食生活の変化で増えてきています。
生理痛が強くなる・出血量が増える・貧血などがあれば早めに受診しましょう。
早期発見により治療方法の選択肢が広くなります。
当院院長は婦人科内視鏡手術の専門医です。安心してご相談ください。
    →順天堂医院婦人科内視鏡チーム

 〈子宮筋腫〉
   30歳以上の女性の約20〜30%にみられます。
   このうち手術が必要となるのは数%です。
   筋腫は球状をしていて硬く、大きさは様々です。
   おもな症状に月経異常(過多月経・月経痛・遷延性月経)があり
   不正出血が起こることもあります。
   大きくなると、下腹部の張り・痛み・腰痛などが現れたり、
   月経異常による貧血がおこることがあります。
   状況によりお薬や手術での治療が必要となります。

 〈子宮内膜症〉
   子宮内膜の組織が子宮以外の場所にできる病気です。
   子宮内膜は月経終了とともに再生を始めて、
   卵巣ホルモンの影響で増殖・肥厚します。
   これが剥がれて出血すると、次の月経が来たことになります。
   子宮内膜症では、これらの変化が子宮以外の場所で
   月経周期と同時に繰り返されています。
   月経時には正常の内膜と同じように出血するので、
   炎症や周辺臓器との癒着起こします。
   主な症状をしては月経痛・腰痛・性交痛・排便痛などがあり、
   不妊症の原因となることもあります。
   状況により、お薬や治療が必要となります。

 〈卵巣のう腫〉
   卵巣は子宮の両側に1つずつあり、通常はクルミくらいの大きさです。
   ここから定期的に女性ホルモンの分泌と排卵が起こり、
   女性の体に一定のリズムを作っています。
   卵巣のう腫は卵巣にできる良性の腫瘍で、
   のう胞線種・チョコレートのう腫(卵巣にできる子宮内膜症)・
   皮様のう腫が代表的です。
   10代〜年配の方まで、どの年代でもおこる病気です。
   卵巣のう腫は症状が出にくいため、
   自覚症状なく検診で指摘されることも少なくありません。
   握りこぶしくらいの大きさになってくると、下腹部が膨らんできたり、
   引きつれる感じや腰痛が現れたりします。
   ひどくなると卵巣全体が捻じれたり(茎捻転)、
   のう腫の内容が流出したり(破裂)することもあります。
   小さなのう腫は定期健診で経過観察し、大きいものは手術が必要になります。


避妊相談(自費)
避妊方法というと、男性用コンドームを用いる方法が一般的ですが、
女性も年齢やライフスタイルに合わせて積極的な避妊方法を選択できます。
それぞれのメリット・デメリットをよく理解したうえで
納得して選択できるように避妊相談を行っております。

 〈経口避妊薬:低容量ピル)
   エストロゲンとプロゲステロンというホルモンを人工的に合成したお薬です。
   毎日同じ時間に内服することにより、
   女性の身体を妊娠中に近い状態にし、排卵が起こらないようにします。
   正しく内服すれば最も確実な避妊方法です。
   月経不順や月経痛が改善されるメリットもあります。
   飲みはじめに吐き気や頭痛といった副作用を生じる場合もありますが、
   中容量ピルに比べ低容量ピルは安全性が高く副作用が少ないとされています。
   ピルを処方するには医師の診察(問診・超音波検査など)が必要です

 〈子宮内避妊具:IUD〉
   IUDと呼ばれる装置を子宮内に挿入し、受精卵が着床しないようにします。
   定期的な健診と2〜3年に1度の入れ替えが必要となります。
   産後や人工妊娠中絶後の場合は、1〜2回の月経を経てから使用することが出来ます。
   月経終了直後より10日以内に挿入します。

 〈緊急避妊〉
   避妊に失敗した場合、ピルを内服することで妊娠を回避します。
   SEXの後72時間以内に1回目のピルを、
   さらにその12時間後に2回目のピルを内服します。
   それにより75〜90%が妊娠を回避できると言われています。


人工妊娠中絶(自費)
 現在日本では、母体保護法のもとに21週までは
 妊娠中絶を選択することが認められています。
 妊娠22週になると、どのような理由があっても行うことが出来ません。
 妊娠10週頃までの出来るだけ早い時期が望ましいので早めにご相談ください。
 来院時に尿検査(妊娠の有無を判定)・超音波検査・血液検査を受けていただき
 その後、手術日を決めます。
 妊娠12週頃までの手術は日帰り手術となり、全身麻酔で眠っている間に終了します。
 妊娠12週以降の中期妊娠中絶は当院では基本的にお断りしておりますが、
 なるべく早い時期が望ましいのでまずはご相談ください。